今回は、私が通っていたデジハリのWebデザイナー専攻コースの卒業制作についてお話しします。
卒業制作ってどんなことするの?
どれくらいの期間で行うの?
ちゃんとサイト作れるの?
スクールに通いたいけど、最後の卒業制作とかハードル高くて悩む、という方にご紹介します。私も通う決断をする前は、実践的でハードルが高そうで尻込みしていました。
そもそも卒業制作とは?
デジハリでは卒業までの6ヶ月間でAnyという学習ツールを使って、デザインからコーディングまでのスキルを習得していきます。
それぞれのセクションごとに課題が設けられていて、トレーナーにチェックしてもらい、次のステップに進んでいきます。4ヶ月目まで学習を進めスキルを身につけていき、残りの2ヶ月で学んだことの集大成として、自分の好きなサイトを実際に作成します。これが卒業制作です。
私の卒業制作はこちら!
卒業制作はどんなサイトを作ってもOKです
よく作られていたものは
①クライアントワーク
②プライベートワークでした。
クライアントワークとは
実際にお客様から依頼を受けてサイトを作ります。お客様の課題や希望に沿ってサイトを作っていくので、より実践的
な制作を経験できます。ご友人や知り合いのサイトを作る方が多かった印象ですが、中にはご自身で営業してお店のサイト
を作らせてもらっている方もいらっしゃいました。
プライベートワークとは
クライアントワークとは反対に、自分のサイトを作ります。例えば、これから就職活動で使用するポートフォリオサイトや
自社サイトです。
どこまで自分で行うの?
一からサイトを自分で作っていくので、Webディレクションと言われる全てを自分自身で行います。
私は、主人のお母さんのカフェサイトを制作しました。
画像などもまったくありませんでしたので、写真は知り合いのカメラマンに撮影してもらいました。通常は、テキストと画像はクライアントに用意してもらうというケースが多かったように思いますが、私はライティングも行いました。
クラス内での進捗状況の共有
卒業制作の進み具合のチェックのため、クラス内で共有の場が数回ありました。
初めは、企画書のチェックとして、これから制作するサイトのプレゼンを行います。
企画書に盛り込む内容
・クライアントについて
・現状と課題
・ターゲット層からのペルソナ設定
・他社分析
・サイトの参考サイトデザイン
・サイトコンセプト
・ワイヤーフレーム
・サイト公開までのスケジュール
トレーナーから企画書のOKが出れば、デザインに進みます。
この企画書、私はとても苦戦しました。
サイトのゴールがどこなのか、目標は何かをかなりつめられました。
クラス内での発表の場があったおかげで、他の方のサイトの企画書やデザインが見られたのは
とても勉強になり、スクールならではだな、と思いました。
制作する上での打ち合わせ
企画書を作る上で、クライアントへ現状についてのヒアリングや、どのようなコンセプトでサイトを
作っていくか、イメージを具現化していきました。
クライアントが身内ということもあり、なんでも聞きやすい反面、課題などを自分で考えて決めつけて
打ち合わせを進めてしまったところもあり、今となっては反省しています。
企画書ができた段階、ワイヤーフレームができた段階、デザインの段階で、常に進捗報告はして、
方向性はずれていないか、の確認は随時行なっていました。
カメラマンとの打ち合わせ
画像も自分で準備することになっていたので、カメラマンとのやり取りも発生しました。
ワイヤーフレームやサイトコンセプトが出来上がった時点で、企画書の共有を行い、サイトの
方向性を擦り合わせました。
デザインコンセプトに合う写真を撮影したかったので、細かく、この部分にこんな写真を
というように情報共有できる、画像の指示書の作成をして打ち合わせに臨んだので、撮影当日
はスムーズに撮りたい画を撮ってもらうことができました。
カメラマンを導入して良かったこと
ほしい画像のテイストを合わせられたことと、細かく欲しい画の指示を出せたので、サイトデザインに
入った時に統一感をきちんと持たせることができました。
また、私は写真のレタッチスキルがなかったので、レタッチで画像の編集もお任せできたのがとても助かりました。
また、ディレクションの仕事をきちんと経験できたことで、スケジュール感覚の把握や、カメラマンとのやり取りが
発生した場合の注意点など経験することができて良かったです。
カメラマン指示で気をつけたこと
トレーナーの方に事前にカメラマンを導入することを相談し、アドバイスをもらっていました。
・どこにどんな写真を撮影してもらうかの指示書の作成
・画像のサイズについてしっかり指示を出すこと
画像サイズについては、PCサイトとSPサイトでは、画像の比率が変わってくるので、SP用に縦長の写真も撮影しておいてもらうといいとのことでした。このアドバイスはデザインのときに本当に貴重でした。
実際、画像をトリミングしてリサイズすることもできますが、はじめから縦長の画像として撮影してもらったものの方が画がやはり綺麗でした。また動画もお願いしていたので、SP版の納品もしてもらえて、スムーズに進められました。
卒業制作のスケジュール
中間課題が終わってから、2ヶ月間で以下の内容を行いました。
企画書作成
デザイン作成
コーディング
サーバーアップ
サイト公開
はっきり言って、かなりハードスケジュールでした。
私は育休中だったので、子供が保育園に行っている15時半までの時間に自由が効いたので、
ひたすら家で作業して、わからないことはZOOMでトレーナーの方に確認していました。
もちろん、昼間の時間だけでは足りず、夜も2時過ぎまで作業していました。
仕事をしながらだと厳しかったな、と思います。
制作してみて
イチからサイトを作り、実際にサーバーにアップ、サイト公開までできて、自信に繋がりました。納期が決められた状況でしたので、制作スケジュールの把握もでき、実務的な経験ができたことが大きな収穫でした。
卒業制作発表会はデジハリに通う受講生が誰でも参加できますので、事前に発表をみて、モチベーションにしていましたが、いざ自分が発表するときは、他の校舎の方もみていて、とても緊張しました。その場でフィードバックももらえたので、とても励みになったのを覚えています。
「イチからサイトを作る」と考えると、ハードルが高く感じると思いますが。スクールに通った集大成として自分の作品ができるのは、自信にもつながります。
この記事が読む方の第一歩につながれば嬉しいな、と思います。