Webデザイン

初めて名刺案件を受注した話

名刺案件を受注したいと思い、まずは名刺作成について入稿までの流れを勉強しました。
デジハリでは名刺課題はありましたが、実際に入稿作業をしたことはなかったので、その部分が一番不安でした。

実案件を受注するまでにやったこと

名刺デザイン〜入稿まで

Udemyの講座を購入し勉強しました。私が購入したのはこちら。
【初級〜中級】Illustratorでグラフィックデザインをしよう!!ロゴ・印刷物・WEB用素材
この講座を通して、初めて印刷会社への入稿の仕方を学びました。
ここでは文字はアウトライン化するなど、入稿への基本がわかって学びになりました。

架空名刺を作ってみる

参考にしたのがデザイントレッカーの『ちょー詳しい名刺デザインの作り方』というブログ。
https://design-trekker.jp/design/illustrator/namecard/
このブログに沿って、自分の名刺や架空サロンの名刺を作りました。一通りの流れが分かり、自分なりに名刺デザインに自信をつけました。

印刷会社の選定

はじめにデザインに自信をつけましたが、次に悩んだのが印刷会社や用紙の選定についてです。
印刷会社で印刷代がどれくらいかかるのか、加工でオプション料金がどれくらい発生するのかが
わからないと、こちらで提示する金額が決まりません。
様々な印刷会社からまずはサンプル用紙を取り寄せました。
サンプルの中には箔押しやエンボス加工などが施したものも入っていて、実際に提案するときに役立ちました。
実案件をいただくとき、初めてだったので予算を伺おうと思っていました。印刷会社によって、扱っている用紙や加工で料金がまったく異なります。
私は6社ほどサンプルの取り寄せを行ったので、予算に合わせて決めることができて良かったです。

ここまで整えて、ようやくデザイン勉強用のSNSで呼びかけを行い、知り合いの方から名刺の案件をいただきました。

受注から制作まで

コンセプトシートの活用

デザイントレッカーのブログにも書いてありましたが、コンセプトを決めなければ、デザインを始めることができません。
コンセプトをまとめるときに活用しているのがこちら。
https://designmemo.jp/2018/02/design-concept-sheet.html
テンプレートをダウンロードできるので、こちらを使用しています。
可愛くて、入力するだけでワクワクします。クライアントにヒアリングした内容からこのシートに情報をまとめ、デザインに入る前に
クライアントへの提案書として、デザインのすり合わせをしました。

デザインへ

コンセプトシートも出来たので、イメージに合うようにデザインしていきます。
コンセプトシートがあるおかげで、デザインする時に意図を持ってデザインができます。例えば洗練されたイメージを持たせたいから、文字のジャンプ率は小さくして、余白は多めに取ろう、とか。デザインは縦と横の2案と、他にも作って提案しました。

打ち合わせ

提案したいデザインと、用紙サンプル、加工サンプルを見せながら、色の最終決定や印刷への最終決定を行いました。
色はpc画面で見ている色と、実際印刷されて紙に写る色とでは、若干違いが出てくるので、そこも説明しました。こちらも印刷入稿が初めてだったので、商品が手元に届いて色を見るまでドキドキでした。

入稿

決めていた印刷会社のテンプレートを使って無事入稿しました。印刷会社によって決められているルールがあるので、入稿の注意事項をじっくり読みました。
手元に届いて、印刷の色合いや加工の具合をチェックしてから、クライアントの住所へ発送手配し、無事案件をクローズすることができました。

さいごに

私は自分に自信が持てないとなかなか前に進めない人間なので、受注するまでかなりビビって準備していました。
ピンタレストやSNSから名刺デザインも毎日眺めていました。
名刺デザインって単純そうに見えて、デザインの基本がぎゅっと詰まった作品です。
だからこそ、はじめはすごく苦手意識を持っていました。でもやはり案件を受注して作品が手元に届くと嬉しいものです。
私は用紙サンプルを見ているだけでワクワクしました。
「手を動かす」「やってみる!」
これが改めて重要なんだな、と気づき第一歩踏み出せた話でした。